いなくならない季節来遊魚
ダイビングのメッカとして有名な伊豆ですが
最近は、海の中にも変化が見られます。
ひとつは季節来遊魚の越冬です。
季節来遊魚というのは、台風や黒潮に乗って南の海からやって来て、水温が下がると死んでしまう魚たちの総称です。
伊豆で一番水温が下がる2月になると、ほとんど見ることがなくなるはずなのですが、今年は違います。
3月初旬なのに、カラフルなソラスズメダイやオヤビッチャが元気に泳いでいます。
それはまるで、夏の海の様な水中景観。
例年に比べて水温が下がらなかったために、
季節来遊魚たちは越冬したのですね。
このまま水温が上がっていくと、季節来遊魚という言葉もなくなってしまうのかも知れません。